1月1日

蝦夷虎はいるのか|課題解決能力を高める北海道苫小牧ワーケーション

コワーキングスペースとまこまいベースでは、ワーク&バケーション=ワーケーション目的でご利用いただく顧客が多くいらっしゃいます。以前、弊社で出版したIBURI DOT SITE.に寄稿いただいた澤村周平氏(コインチェック株式会社:執行役員Crypto Asset事業本部長)の記事「いぶりワーケーション、ハタラクアソブのカタチ」では、多くの反響がございました。

Web版記事:働く遊ぶのカタチ北海道胆振ワーケーション|北海道苫小牧市編

本日は、その時にあったエピソードを特筆します。それは、澤村周平氏ご一行(釣り仲間:千吉良鯨磨氏)のワーケーションに私が同行していた際、車両移動中に澤村周平氏が「じゅんさん(私)、北海道にトラって居るんですか?」という何気ない問いかけから始まった10分程度の会話で、「東京人ってすげえな」って思った出来事です。

左:千吉良鯨磨氏、右:澤村周平氏

熊が居るなら虎も居そう

という澤村周平氏の素朴な疑問による問いかけに対して、私は「いないんじゃない、だって聞いたことないし」という素っ気ない返答をしてしまった事から、千吉良鯨磨氏が澤村周平氏の壁打ち対峙するという”神々の遊び”を目の当たりにしました。千吉良鯨磨氏はスマホで調べ出し「中国とロシアにトラがいるので、昔陸続きだったことからすると日本にトラが居てもおかしくないですね」と、地球史をエビデンスに”トラの市場調査”が始まりました。続いて千吉良鯨磨氏は「シベリアに居るアムールトラは群れではなく単独で生息しいるっぽい、縄張り意識が強く1頭あたりの縄張り面積は1,000平方km必要らしい、北海道の面積が8万平方kmらしいけど、アムールトラは山間部の茂みがお好みらしいから実質住める場所面積は3分の1の2.7万平方kmってところかな」と、北海道にトラが居たならばと仮定したフェルミ推定を行い、生息頭数27頭を導き出しました。

北海道苫小牧市で釣り三昧

澤村周平氏は千吉良鯨磨氏に「そうであれば、北海道にトラが27頭居たとしても、繁殖力や環境の変化で、トラが絶滅してしまったかもしれないですね。ブラキストン線という動物分布境界線もあるようだし」と、蝦夷虎はいないと結論づけました。10分程度の会話である。

議論の悪魔

弊社の経営理念はICTで課題解決を謳っており、インキュベーションプログラムを提供する側であり、「問題点の洗い出しと課題の特定をしないまま、ソリューションの議論を推し進めることを砂上の楼閣と言い、論理学では不当仮定虚偽と言う。これは恥ずかしい行為」と、私は常日頃から議論の方法を説いていましたが、自ら身勝手なスコープで”恥ずかしい行為”を行ってしまいました。

苫小牧ワーク&カヌー

言い訳しますと、この10分間の出来事は車両移動中のポッキーを食べながらの何気ない会話であり、会議室で議論していた内容ではありません。「ポッキー食べながらでも、東京人って課題解決能力高えなあ、すげえなあ」って、我思った次第である。*尚、本記事内容はポッキー食べながらの出来事であり、内容の信ぴょう性を保証するものではありません。


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私は、2020年にコインチェックに入社して以来、データアナリストとしての仕事に加え、広告運用や、暗号資産取引所のプロダクトマネジメントなど、幅広い業務に関わってきました。現在は、Crypto Asset事業本部全体を見る立場として、日々の業務に取り組んでいます。
 
出典:SELECK

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